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見えない仕事


上下水道管の更新や洗浄、橋や道路の点検保守、樹木の管理、公園遊具の補修など、縁の下の「見えない仕事」にかかる費用は、吹田市のような“出来上がったまち”では、かなり大きな金額になります。地味で目立たないだけに、時に削減や先延ばしのターゲットにされがちですが、暮らしや命、まちの品格を支えるための経費を削っての“財政健全化”は、“都市不健全化”につながりかねません。

「なんでもっと早く来なかったの?」と、歯医者さんに言われたことはありませんか?早目に受診していれば軽い治療で済んだのに、痛みをガマンして放っておいた結果、深く削ったり、抜かざるを得ない羽目に…。

橋は「落ちない」、街路樹は「倒れない」ことが当たり前です。橋が落ち、木が倒れてしまってから、「なんでもっと早く手入れしなかったの?」と言われるようではダメなのです。「当たり前」を守るため、「見えない仕事」にも必要な税金を投入し、やるべきことを計画的に進めなければなりません。

今、道路と街路樹の総点検をしています。今後、その維持管理費を「まちの固定費」として予算化していこうと考えています。まちを歩かれる時には、「見えない仕事」が市民の命やまちの魅力を守っていることを思い出していただければ幸いです。

(2015.10)



吹田をサッカーの聖地に


ガンバ大阪の新スタジアム完成が半年後に迫ってきました。万博外周道路の内側には、11月にオープンする「エキスポシテ ィ」。その向かい側にそびえ立つ巨大建築物、それこそが4万人収容の市立サッカー専用スタジアムです。18しかないJ1リーグ所属クラブのひとつ、そして昨年 3冠を制したガンバの本拠地です。

市報すいたをお読みいただいている皆さんの中で、サッカーの試合を生で観たことがある人はどれくらいいらっしゃるでし ょうか。私は、5年ほど前に初めてガンバの試合を観戦し、躍動感あるプレーに心を奪われました。競技場の最後の階段を上ると、ライトアップされたグリーンのピッチ、そこを流れるように動く選手たちとつややかなボール、熱気あふれるサポーターの応援…すべてが美しく非日常に満ちていました。やはりライブが一番ですね。

新スタジアムでは、2020年東京オリンピックの予選も開催されそうです。サッカーの聖地として、吹田の強力なブランドになることは間違いありません。来年 2 月予定のこけら落としには、私も参戦(?)します。皆さんも、わがまちを本拠地とするチャンピオンチーム、ガンバを応援しにスタジアムへ足を運びましょう!

(2015.9)



スポーツが教えてくれたこと


私たちはなぜ身体を動かしたくなるのでしょうか?ある研究者は「それは”動物”だから」と。私自身、長年3つのスポーツを楽しんでいます。

◆硬式テニス
試合では「高い状態で精神を安定させる」こと、「一喜一憂しない」ことの大切さを学びました。コーチングにおいては「3ほめ1 アドバイス」、良い点を3 つ見出せないのにアドバイスするな、という教訓を得ました。この教訓は、職場や家庭での私の言動に大きく影響しています。

◆野球
市長杯決勝まで勝ち進んだことのある草野球。投手は孤独です。重い責任を背負い、一見「誰も助けてくれない」ような状況で戦いますが、「自分の役割を精一杯果たせば、仲間が必ず助けてくれる」ということを実戦で知りました。

◆スキー
正しい動き、美しい滑りを追求する競技を通じて学んだのは、「無駄な力を抜く」「自らを俯瞰する」ことの大切さです。自然や恐怖心と「戦う」のではなく、雪や気持ちと「対話する」感覚、そして「人からどう見えているか」という感覚が身につきました。
これらのスポーツから「感情のコントロール」と「自然体での集中」を学びました。私にとってコート、グラウンド、ゲレンデは、もうひとつの学校でもあります。

(2015.8)



はじめに


「考えは言葉となり、言葉は行動となり、行動は習慣を作り、習慣は人格を作り、人格は運命を作る」これはマーガレット・サッチャーの言葉です。人の考えや価値観は、隠そうとしても言葉を通してやはり表に出てしまいます。

「言葉を大切に」とよく言われました。これは、言葉は人格を作り運命までをも左右するんだよ、というサッチャーさんの教えと重なります。しかし、昨今言葉を大切にするどころか、相手を攻撃する武器として荒っぽく使う風潮が強まっています。影響力の大きな人々の使う言葉が、社会の運命とつながっているとすれば、聞き流してはいけないと思います。

市報に「こもれび通り」というコラムを連載して40回になります。ここでは、日々の仕事や暮らしの中で感じる「何か」を、思うままにお伝えしています。本冊子は、それらを整理したもの、、日頃心に止まった言葉にコメントしたもの、そして、「なるほど」が詰まった対談録の3部構成になっています。

文章を書く時に私は、安易に借り物の表現や定型句を使わないように心がけています。まさに「考えを言葉に」していることになり、そこに居るのは隠しようのない等身大の私となります。

この小冊子は、そういう意味で2018年の今を生きる私の自己紹介であり名刺です。お目通しをいただければ幸いです。



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