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笑顔、そして一歩一歩


「大きくなったら何になりたい?」と問われて「タクシーかダンプカーの運転手さん」と答えたことを覚えています。車好きの小学生にとって、これ以上ない憧れの職業でした。その後、野球選手、魚のお医者さん、海洋研究者、マスコミ、公務員と就きたい仕事は変遷しましたが、ぼんやりとした将来への不安も付きまとっていました。その時の自分に言葉を掛けられるなら「悪い未来を心配するなら、良い未来も信じなさい。良い未来を信じるなら、悪い未来を避ける術(すべ)を考えなさい」と伝えたいですね。

冬季オリンピックで脚光を浴びたカーリング女子、ロコ・ソラーレ北見のモットーは「キープスマイル、ステイポジティブ」だったそうです。追い込まれた時こそ笑顔で前向きに話し合い逆境に立ち向かう、その大切さに気付かされました。

私は吹田市の将来に大きな夢と希望を持っています。そして必ず実現すると信じています。そのため、課題の解決に向け努力し、また起こりうる事態にも備えながら、前を見て政策を積み重ねています。

どんな未来に対してもポジティブに向き合い、今日、明日という足元を固めること。幸せな将来はその先に待っていると思うのです。

(2018.5)



スモークフリー


長年議論されているたばこの問題。オリンピック開催を2年後に控え、受動喫煙と健康の問題がクローズアップされています。しかし、私は喫煙者自身の健康にも目を向けなければならないと考えています。

吹田市は「スモークフリー」、まちからたばこの煙をなくそうという取り組みを進めています。これは受動喫煙防止だけでなく、喫煙者を脳卒中や心筋梗塞、癌(がん)などの病気からお守りするためです。一人でも喫煙者を減らして市民の命と健康を守る、これは行政の使命であると思っています。

まちからたばこの煙をなくすことで、環境美化や火災予防にもつながります。それに、不快な臭いにさらされる場面がなくなれば、より気持ちよく暮らすことができますよね。

なかなかたばこが止められない、というみなさんは、昨年から実施している本市の「禁煙チャレンジ」をご利用ください。府内初となる、禁煙治療費の一部助成制度です。止めてたまるか、という方には、今一度ご自分の健康について考えてください、とお願いします。

時間はかかっても、爽やかで健やかなまち、そんな「スモークフリーシティ」をこの吹田で実現しましょう。

(2018.4)



人格者


賢い人といい人、あなたはどちらの言葉の印象が良いですか?

こんな言葉があります。

「もし善良な人がみな利口なら、もし利口な人がみな善良なら、世界はずっといいものになるはず。ところがこの両者、手に手を取って歩みはしない。善良は利口に厳しすぎる。利口は善良に失礼すぎる。」

いい人は賢い人、賢い人はいい人、必ずしもそうとは限らない。そして、どちらも相手より自分は上等だと思っている。そう言っています。

利口なこと、善良なこと、どちらも長所ですが、利口であっても人が良くなければ、また人が良くても知性と理性に富んでなければ、すぐれた「人格」の持ち主とは言えません。

市長は、論理的、理性的な判断を基本に、「心」をどのようにお届けするか、それをバランスよく判断できる人格でなければなりません。「法にかない、理にかない、情にかなう」を座右の銘にしているのはそのためです。

日々のくらしを通じて、また市長という仕事を通じて、高いモラルを持ち、利他的な精神にあふれる賢明で柔和な人、そんな人に近づきたいものです。

(2018.3)



一歩先の暮らしやすさ


「お足元の悪い中、お集まりいただき…」とは、雨の日の決まり文句です。しかし今の吹田で、足元がぬかるんで靴が泥で汚れる道はほとんどありませんよね。

私たちは道路や駐車場、広場などを精力的に舗装し、水たまりや凹凸(おうとつ)のない快適で安全なまちへと仕上げてきました。

さて、近年の夏の暑さは異常な程です。アスファルトや建物など人工物で自然の土壌を覆ったことが、原因の一つと言われています。道路やビル、大規模駐車場、人工芝グラウンドなどの真夏の昼間の表面温度は60℃にも達します。水分を含まず草が生えず、昼間の熱を蓄えるアスファルトやコンクリート。これらが昼の気温を上げるだけでなく、夜に放熱することで熱帯夜が増えるのです。

これまで安全、快適、便利を求め、進めてきた都市計画に欠けていた「気温」の要素。かと言って、今さら道路を土には戻せません。

この50年で吹田の利便性が向上した反面、水と土、風と緑が大きく失われました。これからのまちづくりには、街も私たちも生態系の一部だという視点が欠かせません。その結果「さわやかに夏を過ごせるまち」となれば、それが子孫に残す「持続可能なまち」の姿だと考えます。

(2018.2)



彩(いろどり)豊かな人生を


「市報すいた」やりました!近畿市町村広報紙コンクールで最優秀賞に輝きました。特集記事や読みやすさで高い評価をいただいたのです。表紙デザインから構成まですべて、職員が工夫を凝らして作っています。

さらに今号から、全ページをカラー化。メリハリを効かせ、写真や図表も鮮明になりました。インターネットが普及しても、「やっぱり市報は紙で」というお声は嬉しいです。魅力あふれる紙面づくりに、ぜひご期待ください。

さて、1月8日は成人祭です。40年前のこの時、私は進学先の東京から、吹田に向かっていました。地元の同級生と会うのは8年ぶりです。会っても分かるかな、何を話そうかと、車窓の景色を眺めながら考えていました。けれど旧友と再会したとたん、「変わらんな~!」と異口同音。懐かしい話、今になって知る話、驚きと爆笑が空白期間を瞬く間に埋めてくれたことを思い出します。

成人を迎える皆さん、美しい花に成長されたことをお祝いします。これからは成熟する過程に入ります。喜び、悲しみ、さまざまな出来事を経験し、時に困難に立ち向かう、その日々の営みが人生の彩を豊かなものにしてくれることでしょう。そして将来、よい実を結んでくださいね。

(2018.1)



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