真っ黒な手帳


「認知症」という言葉は、使われ始めてから10年ちょっとにしかならないんですね。認知症の高齢者は年々増加しており、数年後には65歳以上の実に5人に1人、約700万人にも達するとのことです。「私は大丈夫」とは言い切れない割合ですね。

最近、興味深い医学報道がありました。「自治会やボランティア活動に積極的な高齢者ほど認知症になりにくい」というものです。社会活動に参加している高齢者の認知症発症リスクは、そうでない人より25%も低く、役員など責任ある役を担っている場合はさらに19%も低くなるそうです。

親しくしてもらっている人生の先輩が「地域行事やNPO活動で、ほんま毎日忙しくて息つく暇もないわ」と言いながら見せてくれた手帳。そのスケジュール欄は連日予定がびっしり。「かなわんわぁ」とつぶやく顔は、生き生きとした素敵な笑顔でした。

吹田市は、介護予防や認知症予防とともに、生きがいづくりにも力を入れています。スポーツや文化芸術などの趣味を通じて楽しく社会とつながり続けること。そして、できれば世話役を買って出ること。そこで得られるやりがいはもちろん、ストレスさえも脳を健康に保つ良薬のようですね。

(2018.6)


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